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風琴亭

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古巣

今日。
所用があったので、名古屋の東山公園近くまで地下鉄で行った。

途中で、母校の中学校の女の子の学生たちが、きゃいきゃいと乗ってきた。
かばんと靴が変わったけれど、制服は勿論私が着ていたものと同じ。
なんだかとても懐かしく、嬉しかった。
とても他愛のないことを大事に喋っているのも、変わっていないや。

途中、本山で乗り換えたら、今度は母校の小学生たちがうわぁーっと何人もの固まりで階段をぞくぞく上がってきた。
こちらも、制服はそのまま、ランドセルは私の頃も好きなものを持ってこれたし、靴が自由になったこと以外は見た目そのまま。
みんな、元気で、大きくなってね......と、心の中で声をかけながら、ちょっと涙っぽい目で見送る。

私の日本での最終学歴は中学校なので、日本での学校経験は、小、中学校でしかない。
その分、もしかしたら、愛着が湧くのかも知れないけれど、
でも、それにしても、いい学校に行かせてもらったと感謝している。
いい友達が沢山、いた。そして、まだ、いる。
卒業後にできた、と言った方がいいような友達もいる。

小学校、中学校の時代の思い出は、楽しく、でも、甘くもあり辛くもあり、酸っぱくもある。
いろいろなことを、母校の制服をみると、思い出す。

そして、もう一つの古巣。
昨日がケルンで仕事をしていた時のボス(主任司祭ね。)の誕生日だったので、電話をした。
彼のもとで、本当に教会音楽家としてすべき仕事、そして、してもいい仕事を沢山させてもらった。とっても忙しかったけれど、理想的な環境で、沢山のことを経験させてもらった。本当に感謝している。

今までの人生、何をしていたんだろうって考えてしまう時もあるけれど、
こうやって感謝すべき経験ができたこと、そして思いだせることがある、ということに、
感謝。
# by mausmirabilis | 2008-05-08 23:11 | 風琴徒然 | Comments(0)

エクステンションカレッジ始まる

昨日、春期の南山大学エクステンションカレッジでのオルガン講座が始まりました。

「楽しみにしていましたぁ〜!」
って言いながらチャペルに入ってきてくださって
説明している間もにこにこと嬉しそうに聞いていてくださって
「きゃぁ〜難しいですねぇ!」
って言いながらも楽しそうに弾いてくださって、

私の方がそんな受講者の方と触れあえるのが楽しくって、
とても幸せな時間が、すぐ、すぎていってしまいました。

「この曲を、いつまでに、絶対に仕上げなくっちゃ」と、
しなければいけない練習ばかりしているのは、本当に大変な時があります。
「曲ができていない」ということは、自分の存在にも関わってくるから。

でも、楽器に触れて、音を聴いて、パイプの様々な響きを試して、
オルガンと遊んでいるときは、至福のときでもあります。

本当に楽しいし、うれしい。

こんな素晴らしい楽器があって、こんないい響きを心と体で感じられて、と、
響きのゆりかごの中に揺られる経験ができるのが、
とても幸せ。

少しでもそんな体験をいっしょに味わっていただければ、うれしいな
って思っています。
# by mausmirabilis | 2008-05-08 09:44 | 風琴徒然 | Comments(0)

練習について

あ〜あ、今日も自分で自分に泣かされました。(本当に涙。)
どれだけ練習しても、上手に聞こえてこない時というものがあるものです。
何時間も同じこと、同じ箇所を、しっかりおさらいしている、というのに。

でもでも。
今日、むちゃくちゃに聞こえていても、明日、もしくは来週になったら、やっぱりそれは変わっている筈。(少なくとも今までの経験上からは.....。今日はちょっと弱気です。ぐすん。)
みなさんもめげないでくださいまし。

さてさて。
練習の中で、テンポが最終テンポに近づいてきたとします。
しかし。
今日、最終テンポで弾けたかといって、これからずっと弾けるかというと、又、そうは問屋が卸してくれない。
明日になったら又、すぐには弾けなくなっています。
でも、明日は、今日よりは早いテンポで始められるかもしれないし、最終テンポよりももう少し早いテンポまで辿り着けるかもしれません。

最終テンポが「早い」と感じる段階では、まだ、そのテンポが弾けていないものと思って構わないでしょう。
自分で「早い」と感じるのは、充分に弾きこなせていないからです。

いちばん良いのは、自分で、「少し、ゆっくりめかなぁ」と思う位い。
この時点で、脳が全ての体の動きをコントロールできています。
ですので、
コンサート、レッスン、奏楽奉仕、どんな時でも、
「すこしゆっくりめ」
を心がけてみてください。
音楽が落ち着きます。

自分で「早いな」と思っているときは、音楽も落ち着きのないものとして聞こえてきています。
そこから少しテンポを落とした状態だと、落ち着く分、早く聞こえるべきのパッセージは、それなりに早く聞こえるはずです。
音楽が落ち着いていないと、焦っているだけで、弾けないように聞こえてしまいますので、ご注意を!

なのですが、まず、そこまで到達しなければ、ねぇ。
自分のテンポが心地よいテンポなのか、そうでないのか、練習の真っ最中だとどうもわからなくなるもの。
何が良くて、何が良くないのかも、混乱してくる時期があります。

でも。

音楽を創るのは、あなた。

あなたの創りたいように、音楽をまず創ってみてください。
誰が何を言おうと、あなたが弾く音楽は、あなたのもの。

感じたいように感じてみてください。

音楽を感じ、自己を自覚し、世界に触れてみてください。
音楽・響きは世界、宇宙、そして自己への扉でもあるのですから!
# by mausmirabilis | 2008-05-05 23:49 | 風琴指南 | Comments(0)

ハナビシソウ(カリフォルニアポピー)満開

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# by mausmirabilis | 2008-05-05 11:51 | 風琴徒然 | Comments(0)

自然

昨年。
育つに任せて放りっぱなしにしておいたパセリ。
花が咲いて枯れた。

今年。
種があちらこちらに飛んだらしく、
庭中のとんでもないところから、
パセリが生えてきた。

自然ってたくましいなって思った。

そして、
パセリが今年はいっぱい使えそうで、
ぬふふ
と、喜んでいる。

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# by mausmirabilis | 2008-05-04 09:20 | 風琴徒然 | Comments(0)