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風琴亭

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荒海・コンサート

普段は穏やかな、海岸に面した公園。

海の公園らしく、ポセイドンや人魚やイルカの大きなブロンズのオブジェが、
20体程かたまって広場に配置してある。

その広場からは海に向かって小さな100メートル程の遊歩道が設置されている。

遊歩道の終わりは、もう、海の上。
ちいさなあずまやとなっており、なぜか、オルガンの演奏台が設置されている。



しかし、

その日は大雨、大波。

普段は散歩に丁度いい広場も、海の一部と化している。
ポセイドンも人魚姫たちも、そしてイルカも、あたかもごとく泳いでいるように見える。

波は、2メートル近いブロンズ像の頭のあたりから腰のあたりまで、大いにうねっている。

その中を、わたしは必死で波に流されそうになりながら、ブロンズ像につかまりながら、あずまやへ辿り着こうとしている。

なぜならば、そこで、コンサートを弾かないといけないから。

演奏台まであと数メートル、のところで、
目が覚めた。

あーぁ、とっても疲れながら起きた今日の朝。
# by mausmirabilis | 2008-05-22 22:53 | 風琴徒然

リンクをこちらにまとめました

*とりあえず*
わたくしの公式HP www.aya-yoshia.de
今までの砂場のようなお遊び場。しっかり砂漠化している。
(過去のブログ少々有り。) mausmirabilis

*中部地方の音楽情報*
www.pippo-jp.com

*教会音楽仲間*
パウラさん 風琴抄
加藤千加子ちゃん 金色のパイプオルガン

*お友達*
イラストを描いてくれるお友達、芳川豊さんのHP 夕金色の街
私の大好きな作家さん、神江京嬢のHP 京とまゆみの掘ったて小屋
合唱部以来のおともだち、saiちゃんのブログ とりあえず描け!

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古都探偵日記さま 古都探偵日記
月探偵さま 月探偵
......なぜか「つれづれ」と「探偵」が集まります......。(そういう私も「風琴徒然」)
# by mausmirabilis | 2008-05-22 07:08 | Links

この頃のコドモ事情

今日、地下鉄の中で、中学生っぽい子たちが入り口付近でだまだまになっていた。

ちょっと迷惑だよ、って思った。

でも、子供達同士でしている話が面白かったので、つい立ち止まってしまったワタクシ。
(他の人にもっと迷惑だったりして......。)
どうも、今、試験中だか前だからしく、世界史の試験問題について問題を出し合っている。

「アウグスブルグの宗教和議」は何年か?

......ええっッ、ちょっと待った。
それは、ルターの死後だから、1550年ごろだったっけ?

しかし。
問い掛けられた男の子は考えていたのだけれど、隣にいた男の子が、
「ア、1555年。この前授業にでた。」
って。

へぇ~~~~~。と、ちょっとびっくりした。
すごいね、よく、こんなあなた達の生活からかけ離れたこと、覚えているなんて。
別に、皮肉でも、何でもない。
本当に、今の中学生に想像もつかないようなことがその当時やその前後に起こっていたのに、年数は知っているんだ。
偉い、と、思った。(ついでに、私も憶えさせてもらった。ありがたい。)

でも、さぁ、君達、アウグスブルグってどこにあるのか知っているの?
宗教和議の前には、何が起こっていたか判っているの?
マルティン・ルターって、だれだか知っている?何をしていた人か知っている?

よほど聞きたかったけれど、へんなオバサンって思われても嫌なので、黙ってた。

で、
次の質問。

「ヴェニスの商人」や「ハムレット」を書いた作家の名前は?

「そりゃぁ、もう、シェークスピアですがな。」
と、私は思ったのですが、
中学生クン達、

「............」

と無言お手上げ状態。

これにも又、アヤチャン、びっくり仰天。
ちょっとちょっと君達、宗教和議はどっちでもいいからさぁ、中学生でもシェークスピアの名前ぐらい、知っておくべきじゃない??????

で、問われた男の子曰く
「ア、それ、まだ授業に出てない。」

ここで再度こけそうになったワタクシ。

えぇ~、授業に出てきたことは知っているけど、そうじゃないものは知らないの???

もう少し話しを聞いて痛かった、じゃない、いたかったけれど、私の方がタイムアウト、乗り替えをしなければいけない。
時代ってかわるものなのねぇ......。

世界史、もう少ししっかり因果関係がわかるように授業は出来ないのかしら?
世界がもうちょっと広がる、せっかくのチャンスだと思うのだけれど。

本読むのも、面白いよぉ。
見えない世界がたくさん開けてくると思うけど。

でも、みんな、元気で大きくなってね。
# by mausmirabilis | 2008-05-22 00:28 | 風琴徒然

本日の風琴亭、 izumimirunさんに感謝!

しゃっきりレタスとわかめのにゅうめん

izumimirunさんのサイト、はっきり言って、新日本語で、とっても「はまって」います。
最初は本屋さんで「野菜のごはん」という野菜のレシピの本を見て、
本日の風琴亭、 izumimirunさんに感謝!_f0160325_8222687.jpg

「あぁ、こんなレシピ集、さがしていたのよ!」
と思い、わたしのぶんと、野菜も、じゃなくって(夕べ酔っぱらいながら書いたら野菜も魚も嫌いな、と、なっていた。あちゃちゃ。)、お肉も魚も嫌いなママの分も買ったのですが、
その後、izumimirunさんが私と同じexciteにブログをお持ちの事が判明、
以来、毎日のようにバイブルのようにこのサイトを参照させていただいています。

私の日本食のレパートリーが、あまりにも少ないので、日本にある食材で何を作っていいのかが判らないことが多く、このサイトはとっても便利!

でも、洋食をつくる時にも、結構野菜のハンバーグのレシピなんかがとても役に立っています。生クリームのかわりに豆乳、というアイデアも斬新でした。
とってもありがたく、応用させていただいています。
中華風なものも、とてもありがたい。

で、今、我が家で一番ヒットなのは、おネギのしゅうまい!

本日の風琴亭、 izumimirunさんに感謝!_f0160325_22441932.jpg

http://izumimirun.exblog.jp/6233475
こちらにリンクがのっています。

おねぎと、オートミールと、シュウマイの皮しか必要がないのに、このおいしさはとてもミラクル。


あと、今日のお食事の最後に、冒頭のにゅうめんを作ってみました。

なんだか想像ができなかったのですが、作ってみると、
超 絶品。



ゆずこしょうのかほりが、とてもお上品。
で、レタスのかほりとわかめのお味と絶妙にマッチしている。

普通では私にには思いつかない様なレシピなのですが、
とてもおいしゅうございました。

本日の風琴亭、 izumimirunさんに感謝!_f0160325_22353823.jpg


とってもおすすめです。
彼女のサイトに出会ってから、
野菜料理を中心にしたい風琴亭で、どの程度までヴィーガン等に対応していけばいいのか、など、の考えが自分ですこしずつ出てきました。

izumimirunさんの様な素敵な女性に出会えた事を、とってもとっても感謝しています。
# by mausmirabilis | 2008-05-20 22:45 | びすとろ風琴亭

グレゴリオ聖歌の楽譜の読み方1

先回(2008.05.16.)の内容を簡単にまとめておきます。
というか、少しずつ項目別に分けた方が読み易いかと思いますし、私も一回のブログで90分の間にお話した事全部をまとめるのは大変なので、その日その日に書ける範囲でupして行った方が、息が続きそうです。
もし、ご質問等があれば、コメント欄にお書き下さいまし。

まず、今日は読み方から。
これは一番最初に実習した、午後の祈りの導入部です。
(司祭)神よ、わたしを力づけ、
(答)急いで助けに来てください。栄光は父と子と聖霊に、初めのように今もいつも世々に。アーメン。
というテキストです。

グレゴリオ聖歌の楽譜の読み方1_f0160325_9381968.jpg


一番左にある四角が上下に繋がっている記号が、ド音記号です。(ハ音記号の前身です。普通のペンで書くとCという文字に見えますし、ドの音であるCを本当に表してもいます。)
この記号の間にある線(この楽譜の場合は上から2段目)が、「ド」の音である、ということを表します。
この記号は移動しますので、気をつけましょう。
又、この記号は、ピアノの鍵盤と楽譜の様な関係の絶対的な音の高さを示すものではなく、半音がどこにくるか、を表しますので、実際の音の高さは、歌うグループの歌い易いところで決めればよいかと思います。

この他にも、ファ音記号があります。ド音記号の左横に棒線が上下にひっぱられています。
この場合は、この記号の間の線がファの音である、ということを示しています。

そして、その次の四角い物体が、音符です。
この楽譜の場合、Deusという言葉はド・ドと読みます。
結構簡単ですね!
四角が単独で書かれている音符をpunctum(プンクトゥム)と言います。

Deusの後に出てくる一番上の線にかかっている「ちょん」は、ブレスの記号です。
ブレスの記号としては、この記号と、真ん中の2本の線にかかっているものと、一番上から一番下の線にかけてかかっているものの3種類がありますが、線が長ければ長い程、間を置く、ということです。
ですのでこの「ちょん」は、本当に息を吸ってすぐ次を歌いましょう、という印です。
3列めの終わり、Sanctoの言葉の後に、上から下までの長い線が出てきます。
この線が出てきたときは、大きな大きなヨーロッパの聖堂で歌ったときに、この線の直前の言葉が残響としてまだ響いているのを一度聴くぐらいの間を空けてください。ゆったりとした間です。

楽譜に戻ります。
In adjutoriumという次の言葉のtoの部分に、ド音記号の様に、四角が上下に団子状になっている音符がありますが、これは、下の音符から上の音符へ上がりながら歌う、という記号ですので、この場合、ド・レの両音をtoの言葉のときに歌います。
同じように楽譜一列目めの一番最後の言葉intendeのteのところにも四角串団子がありますが、これはシ・ドと読みますので、intendeはド・シド・ドとなります。
この四角串団子は、pes(ペス)という名前です。

複線は、現代の楽譜の複線と同じ様な意味だと思っていただいて構いません。

そして、複線の後の、音符の半分程の四角とそこから上にのぼっている短い線、これは、次の楽譜の列がどの音からはじまるのかを教えてくれる、親切な記号です。

これで、もう、最後のAmen(アーメン)まで楽譜は読めますね!
最後のAlleluja(アレルヤ)のluのところに、今度は、左から右へ斜めに並んでいる音符が出てきます。これはClivis(クリヴィス)という名前で、左の音符から右の音符へと読みますので、レドとなります。Alleluja全体では、ド・レ・ドシ・シと読みます。
# by mausmirabilis | 2008-05-19 09:40 | グレゴリオ聖歌