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風琴亭

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猫・転生

名古屋の実家でのこと。
数年前、満月の晩に子猫が迷い込んで来た。
お月様にちなんで、「ルナ(Luna)」って名前を付けました。
洋猫の血が混ざっているらしく、ふわふわの長い毛にリスのような立派な尻尾。
美人猫です。

猫にもいろいろな性格や相性があって、放っておいてほしい猫、構ってほしい猫、わがままな猫......、人それぞれに個性があるように、猫にも個性があります。
そんな中でも、ルナと私はすっごく仲良しになれた。今まで一番仲のよかった猫でした。
それなのに、ルナったら、1年も我が家にいないうちに、又、満月の晩に、車にはねられてお月様のところへ帰っていっちゃった。

そんなルナによく似た子猫が、お母さんと兄弟といっしょに庭に棲み付いたのが4ヶ月程前。梅雨の最中濡れるとかわいそうだからってタオルをしいた箱を置いてあげたら、そこがお家になってしまった。

前のルナにそっくりなので、又「ルナ」という名前を母がつけてしまった。前にいた猫と同じ名前をつけることなんて、家ではしたことがないのに。私は前のルナと同じ名前は嫌だなぁと思ったけれども、ついてしまったものは仕方が無い。

先週ドイツから帰って、今のルナが、初めて抱っこさせてくれた。
そしたら。

「何だ、ルナ、帰ってきたのね。おかえり!」
って思う程同じ猫だった。
抱き心地、毛触り、体型。抱っこするとすぐにごろごろと喉をならして脱力状態になるところまでそっくり。私には付いて回って、「大好き!」って猫なりに言ってくれるのもおんなじ。

前のルナに「又、おいでね。いつかいい時期に会おうね」ってお別れしたのだけれど、本当に帰ってきてくれたみたい。

とっても不思議。
でも、とっても幸せ。
今度はもっと長い時間いっしょにいようね。
by mausmirabilis | 2008-09-20 13:14 | 風琴徒然 | Comments(0)