今日、地下鉄の中で、中学生っぽい子たちが入り口付近でだまだまになっていた。
ちょっと迷惑だよ、って思った。
でも、子供達同士でしている話が面白かったので、つい立ち止まってしまったワタクシ。
(他の人にもっと迷惑だったりして......。)
どうも、今、試験中だか前だからしく、世界史の試験問題について問題を出し合っている。
「アウグスブルグの宗教和議」は何年か?
......ええっッ、ちょっと待った。
それは、ルターの死後だから、1550年ごろだったっけ?
しかし。
問い掛けられた男の子は考えていたのだけれど、隣にいた男の子が、
「ア、1555年。この前授業にでた。」
って。
へぇ~~~~~。と、ちょっとびっくりした。
すごいね、よく、こんなあなた達の生活からかけ離れたこと、覚えているなんて。
別に、皮肉でも、何でもない。
本当に、今の中学生に想像もつかないようなことがその当時やその前後に起こっていたのに、年数は知っているんだ。
偉い、と、思った。(ついでに、私も憶えさせてもらった。ありがたい。)
でも、さぁ、君達、アウグスブルグってどこにあるのか知っているの?
宗教和議の前には、何が起こっていたか判っているの?
マルティン・ルターって、だれだか知っている?何をしていた人か知っている?
よほど聞きたかったけれど、へんなオバサンって思われても嫌なので、黙ってた。
で、
次の質問。
「ヴェニスの商人」や「ハムレット」を書いた作家の名前は?
「そりゃぁ、もう、シェークスピアですがな。」
と、私は思ったのですが、
中学生クン達、
「............」
と無言お手上げ状態。
これにも又、アヤチャン、びっくり仰天。
ちょっとちょっと君達、宗教和議はどっちでもいいからさぁ、中学生でもシェークスピアの名前ぐらい、知っておくべきじゃない??????
で、問われた男の子曰く
「ア、それ、まだ授業に出てない。」
ここで再度こけそうになったワタクシ。
えぇ~、授業に出てきたことは知っているけど、そうじゃないものは知らないの???
もう少し話しを聞いて痛かった、じゃない、いたかったけれど、私の方がタイムアウト、乗り替えをしなければいけない。
時代ってかわるものなのねぇ......。
世界史、もう少ししっかり因果関係がわかるように授業は出来ないのかしら?
世界がもうちょっと広がる、せっかくのチャンスだと思うのだけれど。
本読むのも、面白いよぉ。
見えない世界がたくさん開けてくると思うけど。
でも、みんな、元気で大きくなってね。