今週の本番その1
愛知県芸術劇場ができたのが1992年。
1993年8月に、愛知教育大学管弦楽団とサン=サーンスの交響曲第3番を共演したのが、私のサン=サーンスデビュー。
当時まだ学生。共演の皆さんも同じ様な年代。
憧れの曲を憧れのオルガンで共演させてもらい、ものすごく嬉しかったし幸せだった。
愛知教育大学の附属小学校中学校に通っていたこともあり、ただならぬご縁を一人で勝手に感じていた。
まさかその時は、31年間後にこの様な機会で一緒させて頂けるとは想像もしなかった。
でも、それ以来ご縁が繋がっている方も少なくなく、この同窓会管弦楽団と同窓会の様なプログラムで一つの響きの中で演奏できるのが心から嬉しく幸せに思う。
同時に、このもうすぐ32歳になるこのオルガンも、よく育ってきたし、私も育ててもらったものだと愛おしくて仕方ない。
中村マエストロの棒は本日も冴え、いつものごとく楽団に魔法をかけながら最高の響きを引き出し、解き放っていく。
さて、もうすぐ出番。
今日が人生最後の演奏会となっても悔いがない様に頑張ろうっていつも思うけど、まだ22日【東海学生オーケストラ連盟】と24日【陸上自衛隊第10音楽隊】もここで仕事があるので、人生最後とは言ってられない。
愛知教育大学同窓会管弦楽団の熱い心のこもった音楽が最大限に耀く様に、オルガンに頑張ってもらおう。