「無言歌」のコンサート、無事終了しました。お越し下さいました皆様、そしてご声援下さいました皆様、本当にありがとうございました。
私の中では人生で一番地味なプログラム構成だったと思いますが、ある意味、パッサカリア以外は「小品」を集めてコンサートホールの大オルガンで弾くという大冒険でもありました。
でも、自分の中では一歩前進することができた様にも思います。夫にも、「演奏が円熟して来た」と褒めてもらえました。安易に評価する人ではないので、素直にうれしいです。
夫の作品をバッハのものと交互に演奏するのも大それたことかも知れないと思い、躊躇しなかった訳ではありませんが、この様な形で演奏して良かったと思います。音楽の響きを通して、光と永遠を表現しているマイヤー=フィービッヒは、あまりその存在を知られていなくても、現代に生きているオルガン作品の作曲家として非常に重要な存在だと思っています。バッハと対等な位置関係で作品を演奏できる現代のオルガン作品だと、昨日改めて思いました。
次は楽しいクリスマスのブランチコンサート、そして南山教会のクリスマスのおはなしです。
心配なことはたくさんありますが、音楽の響きは、軸が歪んでしまった様なこの世界に少しでも調和を取り戻すのに必要だと思っています。できることをできるところで、少しずつしていきたいと思っています。
(本番の日は余裕がなくて、写真がありません...)