先週水曜日の7月31日に、愛知県芸術劇場コンサートホールに於いてパイプオルガンブランチコンサートを再開いたしました!
コンサートホールの耐震工事と、閉館に伴うパイプオルガンのクリーニングやオーバーホールが行われていましたので、2017年2月のバレンタインコンサートの後一度終わりとなっていたものです。
いろいろな事情から再開はどうなるのかな?どうしようかな?と自分でも考えていましたが、多くの方から「再開をお待ちしています」とのご声援を頂き、とりあえず今年の夏とクリスマスの2回から始めてみようと決めたものです。
幸いにも、中日新聞さんの朝刊の芸能欄に大きくご紹介をして頂き、そのおかげで660名を超えるお客様に恵まれました。前売りで400以上のご注文があったとのこと、本当にびっくりしてしまいました。今までのブランチコンサートでこんなにたくさんの方にいらしていただいたことは始めてです。
中日新聞さん、ありがとうございます〜!!!そして、「聴きたい!」と思っていらして下さいました皆様方、本当に心より感謝申し上げます。
コンサートの始めにお客様にご挨拶したことと重なりますが、名古屋オルガンの秋実行員会として、ほぼ個人ベース・非営利で開催しているコンサートシリーズとなりますので、お客様にいらして頂けるから続けていけるものとなります。
これまでのコンサートシリーズも、みなさまから頂いたリクエストや、こんなコンサートが聴きたい!というお声をどうしたら良いように実現していけるかな?と考えながらまとめてきたもので、言ってみればお客様方と一緒に創り上げてきたものだと思っています。
これからも、いつまでどのようなペースで続けられるものなのかまた試行錯誤しながらとは思いますが、いらして頂けるみなさまと、応援してくださるみなさまとご一緒に「楽しい!」「幸せになる!」パイプオルガンコンサートを創っていきたいと思っています。
知っている曲を聴くのも楽しいですし、パイプオルガンで意外な作品を聴いて頂くのも、私もとても楽しんでいます。そして、まだ日本ではなかなか知られていないパイプオルガンの数々の名曲もたくさんご紹介したくてうずうずしています。
今回のコンサートも、聴いていただきたい作品が山ほどありすぎて、多分全部弾いていたら90分を超えていました(おっとっと)。
ホールは9時から12時までの時間を借り切っているのですが、12時にはスタッフを含めて完全撤収していないといけなく、11時半にはコンサートが終わっていないといけません。
お客様には、入場前にはお待たせしてしまい、コンサート後は慌ただしい思いをさせてしまい、大変申し訳なく思っています。この点につきましては、午前中の枠だけを借りることによって、廉価なコンサートを提供できるという事情はご承知おきいただければ幸いです。(あ、どなたから苦情があったとかではありません〜。私自身が申し訳ないなぁと思っているだけです。)
今回は、メンデルスゾーンの結婚行進曲と、その編曲者のデュボアのトッカータの一部をひそかに紛れ込ませ、デュルフレ編曲のバッハ作品「主よ、人の望みの〜」からヴィエルヌの小品を通って、夏休み特集を挟んでラヴェルのボレロ連弾バージョンへとつなげました。
パリで活躍したオルガニスト・作曲家たちも、少しではありますがご紹介できるプログラムとなり、プログラム構成にかなりこだわる私ですが、この構成には満足しています。
おつきあいくださいました皆様、ありがとうございました。
次回はクリスマスの時期に、2人の歌姫と共にオルガンの響きを楽しんで頂きたいと思っています。
楽しく幸せになるパイプオルガンの響きを通して、たくさんの幸せと調和の波と渦が多くの方へと届きますように〜⭐︎
3月に卒業した学生がコンサートに来てくれて、メッセージカードに描いてくれたイラストです。うれしい〜〜。