2019年度名古屋オルガンの春&秋は3月10日(日)15:30
に始まります!
例年より早い日程となります。
今年は「典礼暦」をテーマとします。
普段の「春&秋」の季節ではなかなか演奏する機会のない四旬節・受難節の作品を3月10日にお聴きいただけます。
バッハの美しい名曲「おお罪びとよ...」も、やっとこの機会に演奏できます!
その後、春を少し飛ばして6月に待望の小出信也さん(フルート)との共演再開、そしてハープの近藤薫さんとの初の共演が6月2日(日)にあります。キリストの昇天の日でもありますが、復活節の喜びをテーマとします。
小出信也さんとは今までバッハのトリオソナタを1年に一曲、計6曲演奏し続けてきましたが、6曲とも弾き終わってしまったので、今回はマイヤー=フィービッヒ編曲のBWV1027をフルートとオルガンでお届けします。
近藤薫さんは、母の世代からのお知り合いです。よくオーケストラの仕事でご一緒するのですが、なかなかハープとオルガンで共演する機会はなく、今回このような形でご一緒するのがとても楽しみです。
続いて6月23日はキリストの聖体の祝日ですが、この日にはグレゴリオ聖歌とオルガンをお聴きいただけます。
Lauda Sion, Pange Linguaなどのもしかしたらどこかで聞いたことのあるような、グレゴリオ聖歌のレパートリーとしては有名な、キリストの聖体について歌われるグレゴリオ聖歌と、その旋律を元に作られたオルガン曲を演奏します。そのほか、Ave verum Corpusも、グレゴリオ聖歌とリストがオルガン用に編曲したモーツァルトの作品の両バージョンを対比してお聴きいただけます。
秋は11月3日に死者の月をテーマとして、なかなかパイプオルガンコンサートでは扱うことの少ない「死」についての作品を演奏します。バッハとレーガーが同じ賛美歌について作曲したコラール作品を対比して提示します他、ホイヤーの「死の舞踏」など、多分、日本では演奏されたことがないと思われる作品も用意しています。私自身、このテーマについていつか弾いてみたかったので、とても楽しみにしています!
そして最後に12月1日に「待降節」のプログラムで締めくくります。
こちらは、ドイツのバロックから現代までのオルガン作品を中心に、「正統派」っぽいクラシックな形のコンサートにしようと思っています。