大学では、今週は後期16週め。一番最後の週で、期末テストを行う週ともなります。
そして、私は昨年からの持ち上がりで4年生の担任。
4年生にとっては、大学生活最後の授業週となる訳です。
随分前から、担任の学生に、1月21日(今日)に学級で締めくくりとして運動会をするので、先生も少し顔を出して欲しいと言われていました。
はいはい、もちろん行きますよ〜!あななたちが自分たちで企画する運動会なんて、とっても面白そう^^丁度2コマめも空いているし。
準備ができたら迎えに行きますからね〜、と学生に言われて、部屋で仕事をしながら待っていたわたくし。クラス委員の子が迎えに来てくれて、運動会の会場となる体育館に行ったら、おそろいの、学籍番号と名前入りのポロシャツを着た「赤組」と「白組」の整列した2列!「気合い入っているね〜」と思いながら何が始まるのかとおもったら、まずは「選手宣誓!」むちゃテンション高!
さすがウチの子たち、楽しい子の集まりね〜、と思っていたら、おもむろに、「先生はこちらに立って下さい!」と、学生の横に立たされて@@。「学生は、まわれ〜左!」と号令をかけられて、何が起こるのかと思ったら、「先生!2年間ありがとうございました!」...って。で、こんな大きな色紙、見たことない!というような大きな色紙に一人ずつ細かい字で書いてくれたメッセージ、そして、学生とお揃いの名前と「0」の番号の入ったポロシャツをプレゼントしてくれました(涙)
そして、みんなで「あおげば尊し」を歌いだしてくれました(号泣)。
あぁ、こんなこととはつゆ知らず、びっくり。そして、感激。
みんな、本当にありがとう。
育ててもらったのは、むしろ私の方。日本の大学のことも保育のことも何も判らずに飛び込んで来て、えらく迷惑な先生だったのではないかと思います。でも、就職のこと、恋愛のこと、学校のこと、友達のこと、そして、ちょっと時間があるから来ちゃった〜とか、ドイツ語でファンレター書きたいのですが手伝って頂けますか〜、とか、たくさん話をしに来てくれて、本当に楽しかった。そして、「今の若い子」たちでも、こんなに礼儀正しく、よく気がきいて、優しく思いやりのある、素朴で素直な子たちがいるなんて、この職につくまで思いもつかなかった。
このあたたかい人間味溢れる子たち一人一人に会えて、本当に良かった。
この子たちが、これからの未来を担う子どもたちを育ててくれるのなら、日本の将来もまんざら捨てたものではないかな、と思っています。
あぁ、このままでは卒業式に号泣しそう。先生ピンチ。
とにかく、私の人生の宝物がたくさんふえました。目に見えるものと見えないものと。
ありがとう、みんな。