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風琴亭

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「教会音楽フォーラム」一回目が終了しました

去る土曜日(5月15日)に、無事、第一回目の「教会音楽フォーラム」が終了しました。

事前に入金をお願いするような受付の仕方だと、どうしても私一人では処理できなくなってくることが出てくるため、不安ながらも当日申し込みのみとして。

「不安」だったのは、私だけではなく、「事前の申し込みしなくていいのでしょうか〜...」とお聞き下さった方々も多くって「ごめんなさい」でした。いろいろと至らないところも多かったと思いますが、当日になってみると、50人以上の受講者の方に恵まれて、本当に嬉しかったです。
いらしてくださった皆様、ありがとうございました!

でも、これ、全部私一人でできたことなのではなく、特に当日に受付でてきぱきと働いてくださったぴょんきちさんとなぎささん、それから、もの凄いプロの裏方の技を見せてくれたみずえちゃんが、ご自分たちで動いて下さったからなのです〜。神言神学院で責任者としてこの催しを可能として下さった川上神父さまにも、本当にお世話になりました。大事な大事な同僚のちかちゃんも片付けを一緒に手伝ってくれて。
一人で受付から椅子の調達からコピーから......なんて、とても出来ないことでした。
皆々様方、本当に心から、ありがとう〜!!

この日の内容は、「教会の音楽」っていうタイトルで、これだけだと、結構アバウト。
これから「教会音楽」についていろいろと考察していく上で、受講にいらしてくださる方たちのモチーフは、とっても多様だろうなぁって思ったので、その中で何かひとつの共通する基礎を作っておきたかった。
教会の音楽がどこから来たのか、何が「教会」の「音楽」なのか、そんなことを自分でも、どうしたら一番判りやすく説明できるかな...って考えていたら、教会の音楽の土壌となった「典礼」のことを説明しないといけないなって思って。

「ミサ曲」なら、クラシックが好きな人なら、聞いた事があるかなぁ...って思って、ミサ曲と、キリストの生涯をちょっとひっかけて、典礼に結びつけてみました。

キリスト教の事を知っている人には、少しかったるかったかなぁ...、知らない人には、判りずらかったかなぁ...っと、少し不安。
受講者の中に、とあるカトリックの小教区の神父様をお見かけしたときは、「どひゃ〜!」って感じで、冷や汗をかきそうになった(...というか、かいた。)。お坊さまに念仏を唱えるようなものですから。

フィードバックでは、大体、面白かった、とか、いままで意味が分からなかったミサのことが少し判った...って書いて頂いて、ひとまず安心。
「教会音楽家のするセミナーなので、もっと音楽が聞きたかった」という方もいらした。
はい、確かに、今回は音楽が何も無く、絵ばかりでした...。スミマセン。
そんな事を書いてもらえるのも、とても有り難い。今後の参考になるから。

勿論、90分という限られた時間のなかで、全てを説明しきれる訳ではないので、それは、受講にいらして下さった方たちが、これを元に、何らかの形で教会のことや、教会音楽のことへのとっかかりとしてくれればいいなって思う。

さて、次は、グレゴリオ聖歌。90分でどうやってまとめるんだ???...って感じ。「キリエ」や「グローリア」、「詩編」や「交唱」などのテーマ一つずつでも、90分では絶対足りなさそうなのに〜(汗)。
でも、これも、まずは、何か、次へのとっかかりになるようなものになればいいかな...って思う。
これを機会に、グレゴリオ聖歌が怖くなくなる、とか(本当に、そんなに難しく考えるようなものではないのよん)、少し基本的なことが見えて来た...とか、少しでも、それまでぼやけていたグレゴリオ聖歌の全体像が浮かんでくるようなものになればいいな...って思っています。

それで、これから、この一年間だけでは終わらせずに、長期的に、少しずつ内容を掘り下げていけるようにしたいな...って思います。

教会の中の人には、教会音楽の持っている様々な可能性を、教会の外の人には、その音楽としての表面だけではない内面をも知ってもらって、その魅力を大いに楽しんで、活用してもらえればいいなぁ...って思っています。

夢の実現への、まず、第一歩。
多くの方に支えられて、踏み出すことができました。
心から、ありがとう。

そうそう、神言神学院も、早速ホームページに掲載して下さいました。こちらです。ありがとうございます。
by mausmirabilis | 2010-05-17 22:52 | 教会音楽フォーラム