パイプオルガンという楽器は基本的にパイプが鳴っているかいないかで音がでますので、一つの音の中での強弱がききません。
それでもクレッシェンド・デクレッシェンド効果を作りたいときに必要となるのが、パイプの入った箱自体を開けるか閉めるかによって音の強弱をつけるスウェルという装置。
これは南山教会のオルガン。結構オーソドックスなスウェル扉です。
上の写真が、スウェルの閉まっている状態、下が開いている状態です。
昨日弾いたマリア・ラーハ修道院聖歌隊オルガンのスウェルです。
これは開いた状態。
閉まるとこんなふう。
穴の部分が少ないので、クレッシェンド効果はあまりないかも。却って、オルガニストが聖歌隊の声が聞けるように耳元に近いオルガンの音量を少なくするぐらいなのかなぁ、とも思いましたが、
でも、このお花みたいな模様になった扉がお洒落で、かわいいです〜。