風琴亭

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カテゴリ:風琴・図鑑( 13 )

8月21日・Dortmund St. Ewaldi教会

8月21日(土)
この日は聖ニコラウス教会の練習はお休み、その代わり来年コンサートをするドルトムントの教会に打ち合わせに。
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こんな感じの現代風の建築です。前の祭壇に向かって「旅する教会」が歩んでいるような感じ。
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パイプオルガンです。
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ストップリストを見てみたら......
......どこかで見た憶えがある、と思ったら、南山教会のストップリストと殆ど同じ!!
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Sigfried Sauerというオルガン工房が1987年に造った楽器です。
この会社は、私が育ったPaderbornパーダーボルンの大聖堂の楽器を造った会社でもあり、パーダーボルンの別の教会でも、よく弾いていた楽器を造ったところでもあります。
なんだか、響きがもの凄く懐かしい、というか、よく知っているうちとけた響きというか......。
思いもかけず、とてもうれしかったです。

***

夜は、ケルンで働いていた時の教会の同僚がご招待してくれました。
おしゃれなテントをお庭にはって、いい感じです〜。
この日は珍しくお天気も良く、外にいるのが気持ちよかった。
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グリルもできます。いいなぁ〜!
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外でギリシャ風の前菜とスパークリングワインを頂いたあと(おしゃれ!)、お家の中でメインのお料理でした。
すっごく大きな鱒鮭。
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......そして、何と、シーズン中に、私のために冷凍をしておいてくれた白アスパラ!!
本人は、う〜ん、やっぱり冷凍はおいしくないわ......ごめんね〜!!と言っていたのですが、私にしてみれば、「アヤは日本でアスパラが思うように食べれないから」と、わざわざ冷凍保存しておいてくれた彼女の心がとってもうれしく、一番のご馳走。
本当に、いい人たちに恵まれていた職場でしたし、その友情がまだプライベートでも続いているのが、有り難いです。
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by mausmirabilis | 2010-08-22 22:19 | 風琴・図鑑

8月19日・ケルン 聖ニコラウス教会

ケルンのズルツKoeln, Suelzという南西に位置する地区にある教会です。
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ネオロマネスクの教会。
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聖ニコラウスのシンボル、司教の帽子と杖がガラス扉の取っ手に刻まれています。
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ミュールアイゼンMuehleisenという、シュトゥットガルト近郊にあるオルガン工房の素晴らしい楽器が2009年に入りました。
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去年の夏にこの楽器を制作しているところを見学に行ったことは、こちらdでご報告したのですが、(誰も憶えていないって...)今回は本当にコンサートを弾かせてもらえるようになって〜
\(*^▽^*)/

オルガン席へ行く途中の螺旋階段の壁には、ここの教会のオルガンにまつわるいろいろな歴史的な写真や書類が架けられています。
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カール・ザットラーが前のオルガン開きに弾きにきていた...とか!
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螺旋階段を昇りきると、このような風景。
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左側は、オルガンの本体。
ここに見えるのは、ふいごです。
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少し見上げると、スウェル鍵盤のパイプの箱(の一つ)。
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右側には、32フィートのパイプが並んでいます。
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なかなか、これ程のうわぁ〜〜〜!すごい〜〜〜!!っという楽器に出会う機会もありません。
弾き易いことは勿論、音色、整音が素晴らしい。

いい楽器を弾く機会に恵まれると、元気がでてきます。
いい音の響き、ハーモニー、調和の中に包まれていると、心が、あぁ、気もちいい〜〜!って思う感じ。纏っている重いものが流されて、全てが軽くなって。
魂が、光・愛の一部である時は、この心地よさが通常の感覚では表現できない程なのかなぁ、とも、想像してみたりもする。
反面、いかに、自分が、この、音に包まれることを欲していながらも経験する機会が少なかったのかも、感じる。
いい音楽、いい響きって、とても大事だなぁ、とも思う。

さて、日曜日にこのオルガンでコンサートです。
メインは、Flor PeetersのLiedsymphony。
海への歌、砂漠への歌、花への歌、山への歌、そして太陽への歌。
雄大な交響詩です。
どんな海や山や砂漠を想像して、ペータースはこの作品を創ったのかなぁとも思うけれど、全ての創造物への賛美なのだろうなぁ、と、思います。

大きな賛美の、小さくとも一部となれますように。
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by mausmirabilis | 2010-08-20 00:15 | 風琴・図鑑

8月13日・Wuppertal 聖エリザベト教会

15日にお昼の小さなコンサートがあるので、その準備に行ってきました。

2008年に創られた、新しいWeimbs社製の楽器です。2段鍵盤、23ストップ。

小柄ですが、音にはボリュームがあり、巾広いレパートリーが弾ける楽器です。
Weimbs社のリード管は、いつものことながら、すごく響きます!


前から見ると、端正な青色とシンプルな四角です。
スケルトン風のモダンなケースも、いい感じ。オルガンの中も、わざと見せています。
これらの穴も、青色のパイプ台も、オルガンのケースそのものが、ピタゴラスの音程や、メトロノームや、グレゴリオ聖歌を象徴していそう。
パイプも、一本やグループで、時にはそっぽを向きながら、でも、全てが天を目指してそびえたっています。
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オルガンの下に立つと、積み木のような、色々な色が、色々な形で降ってきます!
赤い色と緑は、チューリンゲンの聖エリザベトのシンボルである薔薇を表しています。

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by mausmirabilis | 2010-08-14 20:36 | 風琴・図鑑

カトリック目黒教会

10月にある東京室内混声合唱団のコンサートでオルガンの伴奏をするのですが、そこで少しオルガンのソロを弾かせて頂けるとのこと♪(うれしい〜)

で、曲を決めるのに、オルガンを見せて頂きました。

カトリック目黒教会、写真では見たことがあったけれど、本当に素晴らしい教会です。
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もの凄く大きなカテドラルの様な空間を想像していたら、それよりはこじんまりとしていました。

オルガンはアメリカのNoack社。ドイツからアメリカに渡った人なのだけど。
天気のせいも多いにあり、少し調律は狂ってはいましたが、繊細ないいオルガンです。
楽しみだなぁ〜。

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by mausmirabilis | 2010-07-05 17:51 | 風琴・図鑑

東山教会のオルガン

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ドイツ、私の地元ケルンのペーター社によるクリーニングとオーバーホール作業が始まりました。
今日はパイプを撤去して、オルガンの中を分解。全ての部分がきれいに洗われ、磨れます。
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by mausmirabilis | 2010-04-15 00:15 | 風琴・図鑑

屋外オルガン

... ができた、というので、物見高く見に行ってきました。
o(*^^*)o

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鍵盤は一段。
引き出しみたいになっていて、中にしまって鍵をかけることができます。

ケースは壊れないガラスで、中で動くアクションがよく見えます!
これは裏から撮った写真。
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電気のモーターはなく、ふいごは手動式、というか、足で踏んで動かします。
この踏み方加減が結構微妙で難しい...。
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ふいごが膨らんでいるところ。
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まだ、工房の組み立て場に置いてありますが、もうすぐ、これがこの土地の公園に置かれることになるんだそう。
多分、ドイツでは初めて屋外に設置されるオルガンだと思います。
どうなるんだろう、楽しみです〜。

ちなみに、工房は、名古屋の南山教会、ロゴスセンター、そして長崎の西町教会のオルガンを設置した会社でもあります。
私がドイツへ行くきっかけとなったところ。

南山のオルガンを造った先代のマイスター、昨日は元気で、会いに来てくれました。
手前は事務所猫のダナ。
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こちらは、この工房の一番のボスのダッドリー。
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あ、こちらでも中古オルガンを売りにだしています。
55000ユーロ程。お買い得です〜。
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ここの工房は、
シュパイトオルガン工房
インターネットサイトはこちらから
こんな絵本のような街にあります。
屋外オルガンは、こちらの公園に設置されます。
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by mausmirabilis | 2010-03-03 23:11 | 風琴・図鑑

Regensburg・レーゲンスブルグ 大聖堂

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ここでは今丁度オルガンを新しく建築しています。
行ったのは週末だったので、仕事場にはどなたもいらっしゃいませんでしたが。
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4本の鉄でオルガンをつり下げるそうです。
足場ばっかりで本体が見えません。ごめんなさい。
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こうやって壁からつり下げて配置するオルガンのことをSchwalbennestorgel=つばめの巣オルガン、といいます。
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by mausmirabilis | 2009-08-31 07:03 | 風琴・図鑑

ミュンヒェン・聖母教会

オルガンの視察に行ってきました。オルガンやさんが見せてくれるっていうので、ドイツの果てまで物見高く行ってきましたよ〜。
いつ行ってもミュンヒェンを始めとしたバイエルン地方は外国の様な気がして仕方が無い......。
バイエルン州はドイツから独立したがっている、という噂も何だか判ります。
それぐらい気質も風景も文化も違う...。

で、ミュンヒェンの聖母教会のオルガン。
大きすぎて写真に収まらない。
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32フィートのパイプの横に並んでみました。
名古屋のコンサートホールにも同じ様な大きさのがあるのですが、あそこのは高い位置にあるので、並べないのです〜。
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オルガンの上に昇ってみたら、やっぱりちょっと怖い高さ。
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オルガンの上から写真を撮っていたら、下からも撮られていました。
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by mausmirabilis | 2009-08-28 19:32 | 風琴・図鑑

Apolda アポルダ・ルター教会

ここにはヴィルヘルム・ザウアーという有名な、というか重要なオルガン建築家の造ったオルガンがあります。
元々は1984年に造られたもの。教会の建築と同時に造られたオルガンです。
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8フィートがたくさんあって、ずわん!という響きが気持ちいいです〜。
東ドイツの時代には教会にはお金がなかったのでこういう古い楽器がたくさん残っています。
私の住んでいるケルンあたりだと、戦争で焼けてしまったか、新築や改築するお金があったために、古い楽器は殆ど残っていないのです。
この楽器は1933年に、ザウアーの創立した会社が一度改築をし、その後東ドイツ時代にもう一度当時の響きの趣味にあうように手を加えられていますが、4分の3程はオリジナルのパイプが残っています。

Vox Angelica(天使の声)というストップもあります!
Streicherと言って、割合細めのパイプの種類で、弦楽器に近い音が出ますが、とっても素晴らしい響きで宙に舞ってしまいそうです〜。
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夜はここでコンサートだったのですが、コンサート前に手を洗いに教会の中にあるトイレに入ったら、中から鍵が開かなくなってしまって焦った焦った......。
トイレの扉も鍵も教会が建築された当時のままでした......。
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by mausmirabilis | 2009-08-26 23:08 | 風琴・図鑑

ケルン・聖ニコラウス教会

......で新しく造られているオルガンを見学してきました。
ミュールアイゼンというシュトットガルト近くの会社のものです。
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ここの会社は前にも視察にいったこともあり、その時に、
「わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
っと、思ったぐらい素晴らしい楽器に出会ったこともあって、とても注目していました。

今日は丁度主鍵盤のMixurの整音ができたところで、とにかくMixturを使っての、いろいろな曲や即興を教会音楽家が弾いていたところに遭遇。
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整音師や教会音楽家の同僚と話もはずんで、楽しいひととき。
オルガンの中も見せてもらいました。
パイプはまだ全部入っていないので、前の方は空です。
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パイプの微妙な長さを調整するのに切ったパイプの切りくずが、まだオルガンの中に溜まっています。
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日本ののこぎりもオルガンの中に......。
ドイツのオルガン屋さんたち、日本の「のこぎり」や「かんな」なんかの性能がスバラシイ!って、日本の道具が大好きなのです。
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最終的な完成は11月になってから。
ケルンを代表するオルガンが、又一台増えそうで、楽しみです。

来年、コンサート、ここでできることともなりそうです。
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by mausmirabilis | 2009-08-15 06:14 | 風琴・図鑑