噂には聞いていたのだけれど、本当に今、バターってないのね?
私のところではドイツに行く前(2月中旬)に、実はバターを買いすぎていたので、今まで冷凍保存しておいたものがあった。
いえいえ、別に買い込んだのではなくって。
一度に1パック出すと少し多いので、半分出しては残りを冷凍庫に入れておくようにしているのだけれど、その、冷凍庫に入れた分を忘れて、次のバターを買ってしまうことを、何故か何回か続けてしまった。
おかげで、3月の終わりにドイツから帰ってきても、まず、冷凍庫のバターを消費しなければいけなかたので、今までバター売り場に行かなかったし、特に目を留めることもなかったのだけれど。
先日、本当に冷凍庫のバターもなくなってきたので、近くのスーパーのバター売り場に行ったら、
本当に、バターがない!
??????????
なんだか、思いつかないことって、ありえるんだって変に感心。
ミルクをかき混ぜて、自分でつくらなければいけないかなぁ、と一瞬覚悟したけれど、上の方の棚に、680円とか980円のバターなるものを発見。
うわぁ〜、これ、ドイツの友達に言ったらみんなひっくりかえるだろうなぁ、っていう値段。
只でさえ日本での乳製品は高いのに。
需要の量が違うので、仕方がないけどサ。
30分ミルクの瓶を振り回して自分でバターを作るか、680円のバターを買うか。
ハムレットではないけれど、少し躊躇する決断。
やはり、30分ミルク瓶をシェイクし続けるのは面倒だな、と、680円のバターというものを、「エイヤッ」と気合いを入れて初めて買った。
このバター、さすがにおいしかったけどね........。
でも、ミルクがあって、ヨーグルトがあって、チーズがあって、何でバターがないんだろ?ちょっと不思議。
原料は同じ生乳のはずなのに。
そういえば、ドイツでも都市部で育った子供は牛をあまり目にする機会もなく、ミルクは工場でつくられて、紙パックから出てくるものだと思っている、ということを聞いた事がある。
もっと可愛かったのは、白い牛からはミルクが出て、黒い牛からはココアが出てくるって信じている子供がいると聞いた時。