8月4日(水)です。
夜に、Bielefeldというケルンから200kmぐらい離れたところにある街で、来年のことで打ち合わせ。
お昼過ぎに着いてから少し時間があったので、森になっている墓地に行ってきました。
ここは、100年程前に作られた墓地。
それまでは、教会の土地等に埋葬するのが普通だったらしいのですが、教会の土地も狭くなってきたり、都市化が進んできたりして、墓地を市の外に造ることを始めたそうです。
そして、墓地は、墓地だけではなく、市民が散歩をできたりする憩いの森としての機能もありますので、本当に、墓地と森が融合しています。
この辺、ちょっとすけすけですが。
こんな感じで、お墓が並んでいます。
墓石も、いろいろなものがあります。
シンプルな、名前だけのもの。
聖書の形をしたもの。
ハート型の石だけが置いてシンプルなものは、新しいお墓。
もしかしたら、墓石がまだ出来ていないのかもしれないけれど、これだけのもいいな、と思いました。(ちなみに、我が家の墓石は「愛」の一文字だけ。)
「アルファ」と「オメガ」、時の最初から最後まである神への信頼です。
十字架と燭台のモチーフ。
生命の樹。
モダンシンプル。
新しく、トルコ人やイスラム教徒のためのお墓の場所もありました。
そっか、移民がいるから、そういう必要もあるのですね。
人間、生きている限りは死ぬのが当たり前。
「死」を忌み嫌うのではなく、「生」の当然のサイクルとして「森」という、そこも生と死のサイクルが当然のごとく行なわれる場所で触れること。
死を考えるから、生きることを更に考える。
そんな場所があるのは、いいなぁって思いました。
ケルンに帰ってきて、ニュースを見たら、
www.ksta.deケルンの墓地では、「Räderscheidt」と言う名前の有名な画家のお墓を「Radeschadt」家のものと間違えて、潰してしまった、という間抜けなニュースも入っていました。
(ドイツの墓地は、40年だか使用して、使用期間を延長しないと潰して次の人のお墓として貸すので......。)