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風琴亭

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きのう・7月30日・黒鍵怖い?

きのうも、ただ、ひたすら練習の日。

何を練習しているのか、と思うと、どうも、左手の黒鍵が怖いのではないかと。

特に、昨日はPeetersのLiedsymphonieという曲の中の、Lied to the Sunというトッカータを練習していて、この曲は四拍子の一拍が80ぐらいで、一拍に六連符ないし32音符が続くので、それが自然に動ようにならないといけない。
大概のところは大丈夫なのだけれど、動かないのが、左手が、黒鍵ばかりを弾くところだなって、気が付いた。

思い出してみると、私の子供の頃は、白鍵から触り出すようなメソッドだった。
2歳半からピアノを弾きだしたので、小さな子供の手には黒鍵の方が触り易いのではないか、と、今なら思うけれど、当時は自分としても、白鍵の方が「怖く」なかった。
面積が広い分、当たる確立が多いからかな。
黒鍵というものは、短いし、面積は狭いし、何だか勇気を出さないと弾けないようなものでもあり、でも、黒鍵が弾けた!というのは、とてもうれしいことでもあった。
最初のヘ長調の曲で、Bが出て来たり、ト長調の曲でFisがでてきたりすると、何だかとっても特別なことを自分が出来たように感じた。
要するに、この頃より、白鍵と黒鍵の差別化が自分の中でされてしまった、ということでもあると思う。

あぁ、こんな年になって、プロになってまで、こんな子供の頃の記憶をまだ背負っているんだなぁ、と、びっくりしたけれど、感慨深くもある。

なんだか、子供の頃の大きなお団子のような音符の楽譜、となりのお庭の犬が何とか...という楽譜に描いてあった犬の挿絵、その頃住んでいたの庭の匂い、父が作ってくれたブランコや、この時期になると実り出すトマトやヘチマなんかまで思い出して来た。

しかし、「トラウマ」の原因を見つけたからといって、すぐ、それが克服できる訳でもないらしく、結局、左手の黒鍵の箇所に悩まされた一日。




夜は、いつものじゃがいも屋さんで、家族のような友達と楽しい時間を過ごす。
これは、4人で分けた「前菜」代わりのポテトウェッジ。
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手前のが、私が頂いた「じゃがいもピザ・ギリシャ風」というもの。
切ったじゃがいも、トマト、ペパロ二、オリーブの上に、チーズをかけて焼いただけ。
これ、日本だったら、絶対4人分はあるなぁ...... 。
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結局、4人でワイン3本開けて、(その前のビールは計算外)蒸留酒最後にひっかけて、幸せな一日の締めくくり。明日は黒鍵、少しは怖くなくなっているかも。

P.S. ママへの連絡。
Tちゃんの新しいBMWのオートバイ、これです。大きくて、びっくりした。
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by mausmirabilis | 2010-07-31 17:22 | 風琴徒然 | Comments(0)