半年前。
古いスペインの曲を弾くのに装飾音の弾き方が判らなくって、参考になる本を探していたら、友達の友達が「これがいいよ〜!......っていうか、今のところこれしかない。」という本を勧めてくれた。
探したらドイツのアマゾンのフリーマーケットであったので注文したら、
「すごい偶然ですね〜!あなたは8月に演奏にいらしてくださるオルガニストではないですか?心よりお待ちしています。」という手紙と一緒に、本がアポルダより届いた。
そう、マーケットでこの本を売っていたのは、アポルダのルター教会の教会音楽家だったのです。
びっくり。
半年後、コンサートの前。
「あ、そうそう、あの本は私の妻が書いたものなのです」...って言われて、又びっくり。
コンサートにはご本人も現れて、何だかうれしい。
コンサートの後。
「いろいろとお世話になりました〜、ありがとうございました〜。」
って私のCDを2枚渡したら奥さんの方が
「ひゃ〜!このCD、持ってますよ〜、あなたのだったの??」...って。
世界は狭いというか何と言うか......。
でも案の定話がはずんではずんで、何とも短すぎるコンサート語の夜となりました。
これはルター教会のルターさん。