先週水曜日の朝。
差し込む朝日と共に、父が帰天しました。
ずっと調子が良くなかったのですが、私がドイツから帰ってくるのを待っていてくれたかのように、4月に入ってから、めためたともっと調子が悪くなっていって。
最後の10日間は日中病院につきっきり。
そして、最後の二夜は、病院に泊まり込み。
私が子供の頃から単身赴任で週末しか家に帰ってこれず、私自身が中学を卒業してからドイツへ行ってしまったこともあり、又、二人ともあまり口数の多い方でもないため、一緒にいる時間も少なければ、話す時間も少なかった。
でも、この最後の10日間で、何だか一番大事なことをたくさん話せたような気がする。
多分、一番大事だったのは、肉体は死んでも何も残らないのではなくて、魂がずっと光と愛に包まれた一番幸せな状態でいられるって、お互いに確かめあえたこと。
そんな準備の期間が与えられたのは、とても幸せだったと思うし、感謝している。
父が逝ったその瞬間から、悲しい、寂しい、というよりは、父が今いる幸せの真っただ中からその幸せを分けてくれているような暖かさと力強さに包まれ続けている。